本日発行のくまにちすぱいす「すてきびと」をぜひご覧ください!
2021.08.06 / 企画・制作物
「くまにちすぱいす」で毎号、キラリ輝く素敵な人をご紹介している「すてきびと」。
弊社でもライティングを担当させていただいています。
今回ご紹介したのは、何と日本人初のビーガン料理で世界一に輝いた上田悟さん。
御船町出身の彼は、熊本の高校を卒業後、大阪の料理学校へ進み、イタリア料理店で修業を積むも、「この道を極めるために本場でイタリア料理の全てを吸収したい」と、単身22歳でイタリアへ渡られたそう。
「もともと言葉は勉強されていたのですか?」の問いにも、満面の笑みで「まったくしゃべれませんよ」と。人間その気になれば、できないことはないと現地での生活を通して思い知らされたそうです。
そして2019年にトリノで開催されたビーガン料理の世界大会で、見事日本人初の世界一に。
繊細な味付けや盛り付け、全てにおいて高い評価を得たという上田さんの料理。
異国の地にいたからこそ感じる母国・日本らしさが、その料理に“美しさと品”を醸し出していたに違いありません。
現在務められているレストランは、モンブランが直ぐ近くにあるクールマイユールという街。いつの日か彼の料理を堪能してみたいという夢が膨らむ取材でした。
※紙面に登場している上田さんが着ているシェフコート。イタリア語は読めませんが、世界一になられた時に、仲間が書いてくれたというメッセージがびっしり。ここにも上田さんの人柄が見えた気がしました。
ライター/大平誉子